IT システムを設備のように運用できます

IT システム運用の課題
日本の工場では PLC による制御システムが主流です。また、国内ではユーザー企業の IT 技術者が不足しています。そのため、FA (PLC) の技術者は常駐していても IT (PC や Raspberry Pi) の技術者はいないという状況が、珍しくありません。

現場が本当に必要とするもの

壊れないシステム、止まらないシステムはありません。
トラブル発生時に現場での対応を実現するため、日本の工場には「FA のノウハウで運用できる IT システム」が必要です。それは従来「パソコンと PLC を組み合わせたシステム」により実現されていました。具体的には、現場でやりたいこと、その「全体の流れ」を PLC に実装し、パソコンには複雑な情報処理だけを実装します。PLC を主制御、パソコンを追加機能として扱うことで、IT を FA の一部として、例えば PLC 側の制御によってパソコンによる処理を一時的に無効化するなどの対応ができるようになります。
ただ、パソコンと PLC を組み合わせる方法は、いくつかの理由から、小さなシステム開発にあまり向いていませんでした。
Raspberry Pi + PLC という選択肢

さきラボの「IoT 制御盤」は、FA の現場で運用できる IT システムを実現するソリューションです。基本的な構造は PC + PLC のシステムと同じですが、ラズパイなど小型のコンピューターを活用することで、全ての機能が小さな制御盤にまとめられています。
さきラボ IoT 制御盤の強み
- 一般的なパソコンラックと比べて 5% 程度の体積しかありません。設置工事が簡単です。
- ファンやクーラーが必要ないため、粉塵やオイルミストのある環境への設置も簡単です。
- 産業用 PC を用いるよりも短納期で安価にシステムを構築することができます。