なぜ、ハローワークに求人を出すのか
通勤時間制限という労働条件
以下のページでも説明している通り、さきラボでは非常に柔軟な「働き方」を実践しています。
さきラボの「働き方」は、世間で一般的に働き方と呼ばれている「働かせ方」や「働かされ方」とは根本的なところが違っています。さきラボの就業規則には「会社が従業員の働き方に指示を出せない」と明記されています。指示を出せるとしたら、それはもう「働かせている」ことと同じではないか、という考え方です。
技術者が自由に働くことは、さきラボにとっての存在意義とも言えるくらいの、重要なポイントです。そして、この働き方を実践する上で「通勤時間の制限が発生する」というのは、働き方を紹介するページにも説明されている通りです。
さきラボにとって、通勤時間制限は労働条件です。住み込みと似たようなものです。業務に必要な条件なので、引っ越し手当や近隣住宅手当も設定されています。法的には全く問題ないどころか、労働基準監督官の方々からは『新しい働き方ですね!とてもいいと思います、ぜひ頑張ってください!』と応援されるくらいに、よく考えられた仕組みだったりします。
ところがこの仕組み、求人メディアに広告を出そうとすると、問題が発生します。
求人メディアの違法性
求人メディアでは「通勤時間の制限は違法だ」ということになっていることが多いようです。通勤時間の制限は、地域を差別していることになるというのが、求人メディア側の主張です。
担当者レベルなら「法律を読めない人なのかな」で済む話ですが、これまでのところ、ダメなところは法務に確認してもダメなんですね。さらにひどいのは、多くの求人メディアが「通勤時間の制限を書かなければ掲載できる」と言ってくることです。
ハッキリ言っておきますが、引っ越しの必要性があるのにそれを伝えないような求人票は違法です。住み込みの仕事を募集しているのに住む場所がなかったというのと同じくらい、完全にアウトです。
そんな違法な求人広告を出せと言われて「はいそうですか」とは言えません。
結果として、さきラボでは、いくつかの求人メディアについて、求人広告を出す事ができない状態となっています。
ハローワークは違法対応が少ない
「ハローワークはしっかりしている」と書きたいところですが…
残念ながら、ハローワークにも何人か「通勤時間の制限は違法だ」という主張を繰り返す人がいます。求人票の特記事項欄とか、ハローワークへの連絡事項を書いてもダメという、本格的に違法な思考回路をしている人が居るのです。ちなみに、さきラボの所在地は東京都中央区であり、管轄は「ハローワーク飯田橋」になります。違法な対応を繰り返しても何の処分もないって、どうなんですかね?
ただ、そんな違法な人にあたってしまった場合でも、問い合わせの電話口で「違法なのはお前たちだ。私はお前たちの教育係ではない。労働基準監督署に行って勉強し直してこい!」くらいハッキリ言えば、求人票は受理されます。確認に10日以上かかるとか、ひどい対応の時もありますが、最終的には求人票が受理されます。
ちなみに、ハローワークの対応に困った時は、東京都労働局の職業安定課に相談するのが正攻法です。東京都労働局の職業安定課は、都内のハローワークを管轄していて、ハローワークの活動に対して指導ができる立場にあります。この時、事前に、労働基準監督署にも連絡しておくと話がスムーズです。
労働局の職業安定課が対応しているのは職業安定法、労働基準法については労働基準監督署の担当で、管轄が違うのです。
…という感じで、簡単にはいかないのですが…それでも。
「適法な求人を掲載できる」のです! そう、ハローワークならね!
残念な現実ではありますが、さきラボがハローワークに求人を出しているのは、これが一番の理由です。
ハローワークの強み
ハローワークについてはあと2点、求人側として高く評価しているところがあります。
掲載期間
無料のメディア、成果報酬型、年間契約型の求人メディアでは、求人活動が終わっているにもかかわらず、求人広告が掲載され続けていることがあります。
これに対してハローワークは、一定の期間で掲載が終了します。Indeed などと比べると、無効な求人広告が掲載されていることは少なくなっています。
職員による紹介
実はこれ、さきラボがハローワークに求人を出している、二つ目の理由だったりします。
ハローワークでは失業保険などの手続きも行われています。そのため「ハローワークでは求人を見ていない人」が居ます。また、そもそもの話として、仕事がなくなる一般的なケースは「仕事の選び方がよくなかったため」だったりします。求職者本人の職探し能力に問題があるケースが、少なからず存在するということです。
職員による紹介は、これらのハードルを突破してきます。職員に求人内容を覚えておいてもらうことができれば、何かのきっかけで話のネタになったり、紹介してもらえたりするのです。これは、他の求人メディアにはない特長です。
世間の評判?
巷では、ハローワークの求人は質が悪いみたいな話もありますが、実際に求人を出している側からすると、そんなことはありません。
一昔前と比べて、ハローワークのシステムはかなり改善されています。ハローワークインターネットサービスでは検索もできますし、一部の求人についてはハローワークを経由せず、オンラインで直接応募することもできるようになっています。
さきラボでは「システム開発者」を求めています。システム開発の世界というか IT の世界では、常に最新の情報を確認すること、一次情報を確認することが重要です。世間の評判に流されて「ハローワークは使えない」と思い込んでいるのは、システム開発者的には問題です。
ハローワーク、悪くないですよ。さきラボとしては、今後もハローワークでの求人活動は続けていきたいと考えています。
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